「毎日塗っているのに少しずつ日焼けしていく…」
「キチンと塗ったつもりがサンダル焼けするのはなぜ?」
日焼け止めクリームの塗り方って美容雑誌にも詳しく載っていないし誰かに教わる機会もありません。日焼け止めクリームの商品説明をサラッと読む程度で、完全に自己流でやってきてますよね。
だから日焼けするんです。
本格的に紫外線が強くなる前に、効果的な日焼け止めの塗り方を学んでおきましょ!
塗り忘れやすい場所や、シーン別の正しい日焼け止めの選び方もあわせて紹介します〜♪
SPFが高いほどイイ?シーン別の正しい日焼け止めの選び方
日焼け止め、SPFの高さだけで選んでいませんか?
SPFももちろん大切だけど、実はPAの方が肌にとっては致命的なダメージから守ってくれるようですよ!
紫外線A波(UV-A) | シワ・たるみの原因。肌老化を引き起こす。PAで対処可能。 |
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紫外線B波(UV-B) | シミ・そばかすの原因。メラニン系の悩みを発生させる。SPFで対処可能。 |
メラニンは生成されてもある程度排出できるけど…肌老化はどうにもできない!
もうちょっと掘り下げていきますね〜。
SPF(Sun protection filter)
SPF(サンプロテクションフィルター)は紫外線が当たり始めてから日焼けするまでの時間を遅らせる効果の数値を表します。
紫外線に当たりだしてから日焼けが始まるまでが10分〜20分。なので10分で日焼けの始まる人がSPF50の日焼け止めを塗ると、500分後に日焼けが始まる計算になります。
500分も日焼けを防げる!?じゃあ朝塗れば夕方までもつんだ!
残念ながらそんなことはない!!
日焼け止めは塗ってから時間が経つほど効果が薄れ、2時間後には効果がほとんどなくなってしまいます。
つまりSPF50だからって8時間以上効果があるわけではなく、「日焼け開始時間を500分遅らせるくらいの勢いでUVBを防御する」だけなんです。
悲しいことに、どんなに優秀な日焼け止めでも2時間しかブロック効果は続かないのです…!
PA(Protection grade of UVA)
PA(プロテクショングレードオブUVA)の略。全部で4段階あり、PA++++ならUVAを極限までカットできます!
肌老化を引き起こすUVAは年間を通して安定的に降り注いでいます。
日焼け止めは1年中塗った方がいい!と言われるのはシワ・たるみの原因となるUVAのせいです。
SPF・PA値が高いほど肌に負担がかかる…じゃあ目的別に選ぼう!
SPFが高い日焼け止めをつけていると異様に肌が乾燥した経験ありませんか?
よく言いますよね。SPF・PA値が高いほど肌負担が大きくなるって。
確かに大(SPF50)は小(SPF15)を兼ねるかもしれません。
ですが肌が荒れてはどうしようもありません。シーン別に適切な日焼け止めを選んで肌負担は最小限にしましょう。
↓こちらを目安に♪
長時間のリゾートバカンス・マリンスポーツ | 最高値のUV対策が必須。SPF50・PA++++・ウォータープルーフ。 |
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短時間の日常的な軽スポーツ | SPF30・PA+++。 |
通勤・買い物・屋内での日常生活 | SPF20・PA++。 |
わたしは肌が特別日焼けしやすい…。
そんなあなたは1段階数値を上げた方が良いですよ〜。
日焼け止めの適量って知ってる?塗る前の肌状態もチェック!
効果を十分に発揮するのに必要な量や状態を把握できていますか?
スキンケア後に日焼け止めを薄く肌を均一に覆ったからOK!なわけではありません。
日焼け止めクリームの適切な量
日焼け止めはなんと1㎠あたり2mgを塗らないと100%の効力は発揮されないとのこと!
日焼け止めは必要量の4分の1しか塗れていない女性が殆どだという統計が出ています。
美容雑誌にはよく、顔全体で500円玉1個分を塗布と書いてあるけど?
500円玉1個分=0.7gでは全く足りていないという事実…。
現代の日焼け止め技術では、2度塗り・3度塗りでクリームをなるべくたくさん塗って、日傘や日焼け止めサプリなどで残りを補う方法しかないようです。
▶︎参考記事:こんなにあるよ!段階別UV対策方法
少しでもUVカット効果をあげるために肌状態を整える
日焼け止めの効果を高める努力はできます。
それは、しっかり保湿すること!
乾燥して荒れた肌に塗るのと、キチンと保湿された肌に塗るのとではUVカット効果が全く違ってきます。
保湿成分入りの日焼け止めが人気なのは、塗った後の質感だけでなく効果の高さも関係しているのです。
日焼け止めはSPF・PAの数値だけでなく、保湿成分もチェックして選びましょ!
例えばNALCの日焼け止めジェルはヒアルロン酸入りでオススメです。
▶︎参考記事:乾燥肌にピッタリ!NALCの日焼け止め
顔はこう!効果的な日焼け止めの塗り方
満遍なく均一に塗るために、ファンデーションと同じように5点づけをします。
両ほほ・おでこ・鼻・アゴに置いた日焼け止めを、顔の内側から外側に向かって馴染ませるように塗りましょう。
生え際・フェイスラインは日焼け止めクリームを新たに出して塗り足していいくらいです!
体も塗っとこ!効果的な日焼け止めの塗り方
体は塗る面積が広くて、ムラになりがちです。
日焼け止めクリームは多めに出して、手のひら全体で大きく円を描くように、体全部を満遍なく手のひらで触ることを意識して塗りましょう。
足の塗り方は資生堂のYouTubeがわかりやすいです!
ちゃんと塗った?塗り忘れやすい部位チェックリスト
塗り残しやすい場所を最初に塗ってしまうのもアリかもしれません。
髪はアップにして、体は露出した状態で塗れば間違いなし♪
日焼け止めを塗り残しやすい顔パーツ
- うなじを含む髪の毛の生え際
- 眉毛・眉間部分
- 耳・耳周辺
- 小鼻横
- フェイスライン
髪の毛に日焼け止めがつくと嫌だから塗りたくない…。
髪の毛おろしてるから首周辺は塗らなくていいかな!
髪の毛じゃ紫外線は避けられません。髪についても白くならない日焼け止めを選んで、多少はみ出してもいいやくらいの勢いで塗っておきましょう。
日焼け止めを塗り残しやすい体パーツ
- 手と足の甲
- 腕の内側・膝の裏側
- 体の側面
脇や脇腹に塗ったことないかも…!
手の甲は洗ったり、何かとこすれて落ちやすい部分。日焼けが目立つ部位でもあるので、特別こまめに塗り直すことをおすすめします!
日焼け止めクリームを理解してしっかりUV対策しよう!
どうせ塗るなら正しい日焼け止めを選んで正しい塗り方をして、効果を最大限に。
そして正しく使っても日焼け止めクリームだけでは完全にUVカットはできません。
サングラスに黒の長袖パーカー、飲む日焼け止めサプリなど、他のUVカットアイテムと併用して美白肌を目指しましょ!
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